▽The Spirit -スピリット

 この世界で永遠神剣を扱える唯一の種族。

なぜか生まれたときから人間には反逆できません。
女性のみで、彼女たちをスピリットと呼びます。
スピリットは四色の種族が存在します。

 スピリットは必ず四色の色のどれかを持ちます。
青は攻撃、赤は支援、緑は防御、黒は破滅を得意としています。

青のスピリットは水の妖精、緑は大地と樹木、赤は火
黒は夜の妖精と言われています。

 色を持つスピリットたちは、身体のどこかに色を象徴させる部分があります。
瞳や髪、肌の色に現れることが多くあります。


▽Life of Spirit -スピリットの生活

 大体の国ではスピリットたちを、城の奥の離れで軟禁生活をおくらせています。
 スピリットは人間にはまったく逆らいません。
不思議なことに、このことを疑問に思うスピリットも人間も皆無です。

 なぜ、そうなのか? という疑問もあまり発生していません。
人間はスピリットたちを道具として見るため
スピリットを性の対象としてみることもありません。

 しかし『妖精趣味』と呼ばれる、スピリットを性の対象とする人もごく稀にいますが
世間からは非常に悪い性癖として捕らえられています。

スピリットたちは国家の重要財産であるため、一般人は手を出せません。
出したら極刑が待っているからです。


 王城の奥に小さな館が用意され、スピリットたちはそこで生活します。
体調の管理などはスピリット隊の隊長が努めます。
スピリットたちは個人の部屋を用意され、戦闘時以外は訓練ばかりの毎日です。



 スピリットによっては、戦術訓練や教育(優秀な兵器となるように)も行います。
スピリットの館には、そのために軍からの出向の人間もいます。
スピリット隊を任されることは名誉というわけではありません。
最前線で指揮を取り、失敗したときはまっさきに責任をとらされます。
スピリットを全滅させてしまうものなら、隊長の首が飛びます。
それだけに隊長や軍からの出向組は、必死にスピリットたちを訓練します。


 スピリットたちは、自分達で炊事や食材の買い出しを行います。

市場で軍の請求書にサインしてもらうことで、取引されます。
ただ、その換金手続きが面倒な為、市場の人々はスピリットとの取引を嫌います。

 ラキオス王国のスピリットには、訓練後の入浴が義務づけられています。

他国に比べ、ラキオス王国の館は、建築家が予算の限り
趣味にこだわって作ったため居住環境は良く
浴場も数人が同時に入れる広く、綺麗な浴場となっています。




 自由時間も存在し、隊長がサボりたいときは自由時間になりがちです。
その時間を、スピリットによっては小さな趣味に使います。





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