▽Another World -ファンタズマゴリアとは…

 このゲームの舞台となる世界です。

 すべてはマナで構成され、人が生まれればマナは減り
その人が死ねばマナは解放される。

すべてが等価の世界・・・

 大陸の東には『竜の爪痕』と呼ばれる、凄まじく巨大な亀裂があり
そのさきの世界は誰も知ることはない……

  世界の名前はファンタズマゴリア。


この世界の人々は、この世界つまり現世のことをこう呼びます。
『竜の爪痕』や空の向こう、死後の世界のことを『ハイ・ペリア』と呼ばれ
人間とスピリット…、そして竜が存在する世界です。

 この世界はマナという生命エネルギーに満ちていました。
 ある時、エーテル・コンバータというものが開発されます。

これはマナを意図的に取り出し、
人間が使えるエネルギー『エーテル』に変換する発明です。
人間は無限エネルギーを手に入れたと狂喜乱舞しました。

 文明のレベルは少しずつ上昇していきます。
環境の変化や、天候変化など暮らしの役に立つ技術が次々と発明されていきます。

エーテル技術の存在で皆は豊かになり、争いも少なくなっていきます。
 人々は麻などの服を着て、農業や商業を営み生活しています。
大体が王政国家になっています。


  しかし、この平和は次の大戦への呼び水でしかありませんでした。
重大な事態が、ファンタズマゴリアを襲ったのです。


大飢饉と、出生率の大幅な低下。


新しい命が生まれなくなってきたのです。
原因を研究したサーギオス帝国大学の教授は、こう発表しました。


 『この世界のマナは保存法則を持ち、エーテル変換された状態では
マナの絶対数が減っていく

このままエーテル技術を利用すれば、いずれマナが枯渇する。
そうするとマナを必要とする生命の誕生が無くなる』


 いまさら文明を捨てることができない人間たちは、
残り少ないマナを巡り、争いを始めます。
 マナを得るために、スピリットと呼ばれる戦士たちにマナを注ぎこむ。

人間の愚かしい選択は、間違いなくこの世界の終焉を早めているのです。

 マナは空間に固定されたエネルギーです。
そのためマナをより多く獲得するには、領土を広げていくしかありません。

サーギオス帝国は早々と自国のマナ削減を諦め、他国への侵略を開始します。
追随するカタチで各国の軍事行動が活性化しています。




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