今作は、原作の『平安』『元禄』『幕末』『現代』から、 『神代』『平安』『元禄』『昭和』『現代』に変更になりました。 平安末期の「保元の乱」、舞台は宮中。 「不思議な男です。土蜘蛛の臭いと高天原の匂いが交じっている」 世界に重なる不思議な『弦(ひも)』を見る親王重仁。 幼少の頃から数々の霊症を受けてきた彼は、陰陽師の安倍泰親らに 守られながら育ち、いつしかその力を収得し 泰親も舌を巻く腕前に成長する。 崇徳上皇の長子でありながら鳥羽法皇に疎まれ無位無冠の 日々を過ごす彼は、京にはびこる物の怪たちを退治する事で 己の存在理由を見つけだそうとしていた。 ある日、街角で美しい白拍子と出会います。 だが、重仁は彼女の背後に禍々しい巨大な妖狐の影を見てしまう。 数日後、誰もを虜にしてしまう美貌を持った希代の妖姫「玉藻前」として 宮中に現れた女の狙いとは何か…? そして京にあふれる妖魔の真実の狙いとは!? 今まで絶対に開くことのなかった歴史の真実の扉が今開く・・・。 そして物語の"起源"は更に数千年遡り、神の世。 主人公・武日照(タケヒナテル)、ヒロイン玉葉。 神力は無いが腕が立つ「あぶれもの」の遊び人神様と、自由高潔に育った出雲の"跡継ぎ"。 立場は違うものの子狐など一緒に飼いながら仲良く育った二人だったが、やがて・・・ "神剣"「天叢雲(あまのむらくも)」が神殿から消え・・・。 高天原と中津国、天津神と国津神。 地上、いや天空を含めた全てを巻き込んだ、幾千年にも及ぶ 運命の渦へと飲み込まれて行く。 元禄編では『遊郭』という設定を生かして 淫靡なダークサイドの味付けを加え、第二次世界大戦時に 設定した昭和編(幕末編から移行)では、 遂に「あの人」が時代編に初登場!? |